タイトルのAmazing Graceとは「驚くべき神の恵み」というような意味で、イギリス人の牧師ジョン・ニュートン(1725–1807)によって作詞された賛美歌です。作曲者は不詳ですが、アイルランドかスコットランドの民謡を元にして作られたという説、南部アメリカが発祥であるとする説など諸説あります。英語圏では名曲中の名曲と言われ、最もよく歌われる愛唱歌になっています。
ニュートンが若い頃、父親の後を継いで船乗りとなり、黒人奴隷を輸送する「奴隷貿易」に携わって富を得ていました。当時の黒人奴隷は家畜以下の扱いを受けており、彼もまたそれを当然のように考えて罪の意識もありませんでした。しかし彼が22歳のとき、船が嵐に遭遇して浸水し、沈没の危機に晒されました。その時、積荷が偶然に船底の穴を塞いで浸水を食い止め、九死に一生を得る奇跡が起こります。その出来事をきっかけに彼は大いなる神の存在に気づき、次第に信仰を深めていきます。そして30歳のとき、病気を理由に船を降り、牧師となります。そこで初めて奴隷貿易に関わったことを深く懺悔するとともに、それでも赦して下さった神の無限の愛に感謝してこの歌が作られたのです。
楽譜は簡単なピアノソロにアレンジしました。巻末に英語の歌詞を付けています。
ニュートンが若い頃、父親の後を継いで船乗りとなり、黒人奴隷を輸送する「奴隷貿易」に携わって富を得ていました。当時の黒人奴隷は家畜以下の扱いを受けており、彼もまたそれを当然のように考えて罪の意識もありませんでした。しかし彼が22歳のとき、船が嵐に遭遇して浸水し、沈没の危機に晒されました。その時、積荷が偶然に船底の穴を塞いで浸水を食い止め、九死に一生を得る奇跡が起こります。その出来事をきっかけに彼は大いなる神の存在に気づき、次第に信仰を深めていきます。そして30歳のとき、病気を理由に船を降り、牧師となります。そこで初めて奴隷貿易に関わったことを深く懺悔するとともに、それでも赦して下さった神の無限の愛に感謝してこの歌が作られたのです。
楽譜は簡単なピアノソロにアレンジしました。巻末に英語の歌詞を付けています。