シューベルト晩年の代表的な歌曲で、息の長い伸びやかな旋律から世界中で親しまれています。歌詞に「アヴェ・マリア」と歌われていることからしばしば宗教曲と誤解されますが、実際は宗教曲として作られたものではなく、スコットランドの詩人ウォルター・スコットによる叙事詩『湖上の美人』(The Lady of the Lake)のドイツ語訳にシューベルトが曲を付けたものです。この詩に登場する貴婦人ことエレン・ダグラスにちなんで「エレンの歌第3番」と名付けられています。
もとは声楽ですが、フルートやヴァイオリンなどで演奏されることも多く、とりわけ和声の美しさが印象的です。伴奏はピアノが6連符を刻むだけの単純なものですが、ドラマチックに展開される和声進行は聴き応えがあります。
楽譜はアウグスト・ホルンのピアノ独奏版を元にしてさらに弾きやすくアレンジしました。コードネーム付きです。両手ともほぼ単音なので特に難しくはないのですが、6連符のアルペジオの上に16分音符が乗るパターンは苦手な人には難しいと思います。右手のメロディーがどのタイミングで入るかをよく考えて弾いて下さい。
もとは声楽ですが、フルートやヴァイオリンなどで演奏されることも多く、とりわけ和声の美しさが印象的です。伴奏はピアノが6連符を刻むだけの単純なものですが、ドラマチックに展開される和声進行は聴き応えがあります。
楽譜はアウグスト・ホルンのピアノ独奏版を元にしてさらに弾きやすくアレンジしました。コードネーム付きです。両手ともほぼ単音なので特に難しくはないのですが、6連符のアルペジオの上に16分音符が乗るパターンは苦手な人には難しいと思います。右手のメロディーがどのタイミングで入るかをよく考えて弾いて下さい。