「あれ松虫が鳴いている~」で始まる唱歌で、1910年(明治43年)の『尋常小学読本唱歌』に初めて掲載されました。松虫や鈴虫など、秋の夜を賑わせる虫たちの鳴き声を擬音語で表現し、メロディーとうまくかみ合わせています。日本人なら誰でも知っているくらい有名な秋の歌でしょう。2007年には「日本の歌百選」にも選ばれています。
2番の歌詞の冒頭は本来「きりぎりす」でしたが、1932年(昭和7年)の『新訂尋常小学唱歌』では『こおろぎや』に改められています。これは「きりぎりす」がコオロギを指す古語であったためで、「きりきり」という鳴き声とコオロギを一致させるように改訂されました。
2番の歌詞の冒頭は本来「きりぎりす」でしたが、1932年(昭和7年)の『新訂尋常小学唱歌』では『こおろぎや』に改められています。これは「きりぎりす」がコオロギを指す古語であったためで、「きりきり」という鳴き声とコオロギを一致させるように改訂されました。