「おててつないで 野道を行けば~」で始まる童謡です。1919年(大正8年)に刊行された雑誌『少女号』11月号に初めて掲載されました。大正期にはそれまでの堅苦しい文部省唱歌に代わって抒情的な歌を作ろうとする童謡運動が盛んになっていきました。この歌もその中で生まれた作品です。最近はどうなのか知りませんが、日本人でこの歌を歌ったことがない人はいないのではないでしょうか?
当時の子供たちの履物といえば下駄や草履が一般的で、靴を履く子は都会のごく一部に限られていましたが、西洋文化に精通していた清水かつらはこの歌が将来にわたって歌い継がれるよう西洋化の象徴として「靴」を歌詞に取り入れたようです。
当時の子供たちの履物といえば下駄や草履が一般的で、靴を履く子は都会のごく一部に限られていましたが、西洋文化に精通していた清水かつらはこの歌が将来にわたって歌い継がれるよう西洋化の象徴として「靴」を歌詞に取り入れたようです。