「からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ~」で始まる唱歌で、山田耕筰と北原白秋が大正14年(1925年)に発表した作品です。耕筰は幼い頃養子に出され、活版工場で働きながら夜学で学びました。後に自伝の中で、工場でつらい目に遭ったときは、からたちの垣根まで逃げ出して泣いたと述懐しています。耕筰の幼少期の思い出を白秋が詞にしたためて、この歌が生まれました。
曲は3拍子と2拍子が頻繁に転拍子しており、そのためリズム感が希薄になっています。童謡と言うには歌うのがかなり難しく、非常に芸術性の高いものになっています。
楽譜には巻末に歌詞を付けてあります。
曲は3拍子と2拍子が頻繁に転拍子しており、そのためリズム感が希薄になっています。童謡と言うには歌うのがかなり難しく、非常に芸術性の高いものになっています。
楽譜には巻末に歌詞を付けてあります。