東シベリア第2連隊の軍楽隊長であったマクス・キュッスによって1903年に作曲されました。アムール河はロシアの極東部、中国との国境付近を流れる大河で日本人にもなじみの深いところです。元は器楽曲として作られたものですが、キュッスの死後1944年にヴラディーミル・ルミヤンツェフによって楽譜が偶然発見され、合唱曲に編曲するとともにソリストのセラフィム・ポポフに作詞を命じて歌曲として完成しました。今日ではポポフの原詩にヴァシリエフが補作した詞が広く歌われています。
曲は3拍子のワルツで、「ドナウ河のさざなみ」と雰囲気が非常によく似ていると思います。この深い哀愁を帯びた旋律は一度聴いたら忘れられません。曲は全部で6番まであり、それぞれに別々のメロディーが割り当てられているのが特徴です。5番で長調に転じ、全体のクライマックスとなっています。
ロシアの歌曲は原語で聴かなければ良さがわからないものが多いのですが、「見よアムールに波白く シベリアの風立てば~」で始まる合唱団白樺による訳詞はそのままではないものの、原詩のエッセンスをうまく取り入れた名訳だと思います。
実はこの曲も今までまったく知りませんでした。合唱曲としてよく演奏されるそうなのですが、一度聴いて衝撃を受けました。隠れた超名曲です。
巻末にはロシア語の原詩を付けました。
曲は3拍子のワルツで、「ドナウ河のさざなみ」と雰囲気が非常によく似ていると思います。この深い哀愁を帯びた旋律は一度聴いたら忘れられません。曲は全部で6番まであり、それぞれに別々のメロディーが割り当てられているのが特徴です。5番で長調に転じ、全体のクライマックスとなっています。
ロシアの歌曲は原語で聴かなければ良さがわからないものが多いのですが、「見よアムールに波白く シベリアの風立てば~」で始まる合唱団白樺による訳詞はそのままではないものの、原詩のエッセンスをうまく取り入れた名訳だと思います。
実はこの曲も今までまったく知りませんでした。合唱曲としてよく演奏されるそうなのですが、一度聴いて衝撃を受けました。隠れた超名曲です。
巻末にはロシア語の原詩を付けました。