「海は荒海 向こうは佐渡よ~」で始まる童謡です。北原白秋による作詞で、佐渡島を一望する新潟市の寄居浜の荒涼とした光景に着想を得たと言われています。同じ詞に中山晋平と山田耕筰が別々に曲を付けたものが現在知られています。ここで紹介するのは中山晋平作曲によるものです。山田耕筰の作曲が芸術性に重きを置いているのに対し、こちらはいわゆる五音階(マイナーペンタトニック)だけからできた民謡調で親しみやすいメロディーになっています。