「ステンカ・ラージン」とは17世紀ロシアに実在した人物で、当時ロシアを支配していた貴族階級に反逆を企てたコサックと呼ばれる盗賊団の首領でした。厳しい徴税と徴兵に苦しめられていた農民たちからは英雄と称えられ、民謡として歌い継がれています。ロシア民謡にしては珍しく明るい曲調の歌です。日本では「久遠に轟く ヴォルガの流れ~」で始まる与田準一の訳詞が知られています。