作曲年は定かではありませんが、1837年頃の作品とされています。ショパンの死後1938年にパリで発見され出版された遺作の一つです。ショパンは死後に未出版の楽譜を全部燃やしてほしいと遺言していたそうですが、その多くが親族らによって残され出版されています。
ラルゴと題したこの小品はポーランドで歌われていた聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」(Boże, coś Polskę)の旋律にショパンが和声を付けたもので、ショパンらしい和声が光るコラール風の作品となっています。もともとポーランド人でさえほとんど知らないと言われた曲ですが、2021年のショパン国際ピアノコンクールの3次予選で反田恭平氏が演奏したことから一躍有名になり、脚光を浴びています。2分ほどの小品ですが、深い精神性をたたえたこの曲がポーランド人の心を揺さぶり拍手喝采が鳴り止まなかったといいます。
ショパンの作品としては非常に平易ですが、精神性の高い曲なので表現力が求められる難しい曲とも言えるでしょう。
ラルゴと題したこの小品はポーランドで歌われていた聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」(Boże, coś Polskę)の旋律にショパンが和声を付けたもので、ショパンらしい和声が光るコラール風の作品となっています。もともとポーランド人でさえほとんど知らないと言われた曲ですが、2021年のショパン国際ピアノコンクールの3次予選で反田恭平氏が演奏したことから一躍有名になり、脚光を浴びています。2分ほどの小品ですが、深い精神性をたたえたこの曲がポーランド人の心を揺さぶり拍手喝采が鳴り止まなかったといいます。
ショパンの作品としては非常に平易ですが、精神性の高い曲なので表現力が求められる難しい曲とも言えるでしょう。