1860年頃に作られたロシアの古い民謡で、作曲者は定かではありません。詩人イヴァーン・ザハローヴィチ・スリーコフの詩が元になったと言われています。原題はロシア語で「トーンカヤ・リャビーナ」と読みます。рябинаは秋に赤い実をつける「ナナカマド」の意ですが、日本語詞では旋律に合わせるために「グミ」に置き換えられています。当時のロシアの工場では男女が厳しく分別されており、口をきくことも許されなかったことから、愛し合う男女を川を隔てたナナカマドと樫の木にたとえています。ナナカマドが女性で樫が男性です。
曲はいかにもロシア民謡らしい哀愁が漂っており、一度聴いたら忘れられないような美しいメロディーです。
楽譜にはロシア語の原詩を付けてあります。
曲はいかにもロシア民謡らしい哀愁が漂っており、一度聴いたら忘れられないような美しいメロディーです。
楽譜にはロシア語の原詩を付けてあります。