おそらく誰もが聴き覚えのあるメロディーなので日本の歌と思っている人も多いと思いますが、れっきとしたスコットランド民謡です。原詩は「蛍の光」の作詞でも知られるスコットランドの大詩人ロバート・バーンズによって作られました。原題は標準的な英語では"Comming Through the Rye"となり、「ライ麦畑で出逢ったら」などと訳されます。
詞の内容は男女の営みを大らかに描いたものと言われ、背の高いライ麦畑の茂みに入れば何をやってもわからないよといった、ちょっと卑猥な内容になっています。日本では大和田建樹によって作詞された「夕空晴れて秋風吹き~」で始まる歌詞が唱歌として親しまれていますが、実は原詩の内容は知らなかったと言われ、まったく関係のない歌詞を付けたものです。
メロディーは独特の跳ねるリズムが多用され、いわゆる「ヨナ抜き」のペンタトニックに近い旋法で作られているため、日本人にも親しみやすいものになっています。
余談ですが、1970年頃になかにし礼の作詞でザ・ドリフターズが歌った「誰かさんと誰かさんが麦畑~」の歌詞の方がある年代の方には馴染みがあると思います。低俗な内容でけしからんと批判も受けたようですが、皮肉にもこの歌詞が原詩のニュアンスに一番近いものです。仲の良さそうな男女を茶化す歌として当時盛んに歌われていた気がします(笑)。
楽譜には大和田建樹の日本語詞と英語の原詩を付けてあります。スコットランド方言なので読みづらいですが、gin=if, ilka=every です。
詞の内容は男女の営みを大らかに描いたものと言われ、背の高いライ麦畑の茂みに入れば何をやってもわからないよといった、ちょっと卑猥な内容になっています。日本では大和田建樹によって作詞された「夕空晴れて秋風吹き~」で始まる歌詞が唱歌として親しまれていますが、実は原詩の内容は知らなかったと言われ、まったく関係のない歌詞を付けたものです。
メロディーは独特の跳ねるリズムが多用され、いわゆる「ヨナ抜き」のペンタトニックに近い旋法で作られているため、日本人にも親しみやすいものになっています。
余談ですが、1970年頃になかにし礼の作詞でザ・ドリフターズが歌った「誰かさんと誰かさんが麦畑~」の歌詞の方がある年代の方には馴染みがあると思います。低俗な内容でけしからんと批判も受けたようですが、皮肉にもこの歌詞が原詩のニュアンスに一番近いものです。仲の良さそうな男女を茶化す歌として当時盛んに歌われていた気がします(笑)。
楽譜には大和田建樹の日本語詞と英語の原詩を付けてあります。スコットランド方言なので読みづらいですが、gin=if, ilka=every です。