『10の前奏曲集』に収められている第4曲・ニ長調で、比較的演奏される機会の多いものです。雄大な3連符のアルペジオに乗ってゆったりした旋律が歌われます。水面の波紋を思わせるような穏やかな雰囲気ですが、後半には至上の高みに昇り詰めるようなドラマチックな展開も見られます。非常に美しくヒーリング効果の高い曲なので一度は弾いてみたい佳曲です。
この曲集の中では比較的弾きやすいとされますが、それでも難度は高いので中級の上から上級者向きです。左手のアルペジオは非常に跳躍が大きく、右手と交差する部分があるため運指の工夫が求められます。終始3連符と8分音符が絡み合うポリリズムの形になっているため、苦手な人はとことん苦手でしょう。3連符の付点音符などわけがわからなくなりそうですが、6等分して考えればタイミングが一致する箇所があるのでそんなに難しくはありません。一部、3声が絡み合う箇所もあるのでメロディーを浮かび上がらせながら弾くのが一番難しいです。全体に難度は高めですが、一つ一つ分解して考えれば弾けない曲ではないと思います。
この曲集の中では比較的弾きやすいとされますが、それでも難度は高いので中級の上から上級者向きです。左手のアルペジオは非常に跳躍が大きく、右手と交差する部分があるため運指の工夫が求められます。終始3連符と8分音符が絡み合うポリリズムの形になっているため、苦手な人はとことん苦手でしょう。3連符の付点音符などわけがわからなくなりそうですが、6等分して考えればタイミングが一致する箇所があるのでそんなに難しくはありません。一部、3声が絡み合う箇所もあるのでメロディーを浮かび上がらせながら弾くのが一番難しいです。全体に難度は高めですが、一つ一つ分解して考えれば弾けない曲ではないと思います。