バロック時代に活躍したイギリスの作曲家パーセルが劇作品「アブデラザール」の付随音楽として作曲した組曲の中の第2曲『ロンド』です。「アブデラザール」とはかつてスペインを支配していたイスラム教国の王女の名前で、「ムーア人の復讐」という副題も付けられています(ムーア人とは北西アフリカに住むイスラム教徒の呼称)。
音楽にはどす黒いストーリーにふさわしい陰鬱さも感じられますが、パーセル独特の典雅で気品に満ちた雰囲気も漂わせています。ロンドの主題はブリテン作曲「青少年のための管弦楽入門」の変奏曲主題としても引用され特に有名です。中学校の音楽教材として指定されたため、曲名は知らなくても聴き覚えのある人は多いと思います。
原曲は弦楽四重奏曲ですが、ピアノ独奏用に編曲された版を採用しています。特に難しいところはないので初級レベルで弾けると思います。
音楽にはどす黒いストーリーにふさわしい陰鬱さも感じられますが、パーセル独特の典雅で気品に満ちた雰囲気も漂わせています。ロンドの主題はブリテン作曲「青少年のための管弦楽入門」の変奏曲主題としても引用され特に有名です。中学校の音楽教材として指定されたため、曲名は知らなくても聴き覚えのある人は多いと思います。
原曲は弦楽四重奏曲ですが、ピアノ独奏用に編曲された版を採用しています。特に難しいところはないので初級レベルで弾けると思います。