フランスの作曲家プーランクが1932年から1959年にかけて作曲したピアノ小品集『15の即興曲』の最後の曲で、『エディット・ピアフを讃えて』という副題が付けられています。その名の通り、プーランクが敬愛していたシャンソン歌手エディット・ピアフへのオマージュとして作られたものです。曲はシャンソンの要素が多分に取り込まれ、装飾音符を多用した甘美で切ない主題が形を変えて次々と現れます。プーランクの作品の中では最も有名なものであり、ピアノのレパートリーとして人気の高い曲です。
4つの声部が用いられていることから一見難しそうに見えますが、レベルとしては中級程度だと思います。まずそれぞれの声部の流れをよく見極めることが大切です。楽譜では省略していますが、テンポの動きがかなりありますので、実際の演奏を参考にして下さい。技巧よりも表現力を求められる曲だと思います。
4つの声部が用いられていることから一見難しそうに見えますが、レベルとしては中級程度だと思います。まずそれぞれの声部の流れをよく見極めることが大切です。楽譜では省略していますが、テンポの動きがかなりありますので、実際の演奏を参考にして下さい。技巧よりも表現力を求められる曲だと思います。