「空も港も夜は晴れて~」で始まる文部省唱歌です。1896年(明治29年)発行の『新編教育唱歌集』の第三集に初めて掲載されました。当時の文部省唱歌は国が著作権を買い取ることになっていたため作者不詳のことが普通ですが、この唱歌集は民間が出版したものであったため作詞・作曲ともに判明しています。広島港に面した宇品の風景をモデルに歌ったものとされ、宇品中央公園には『みなと』の歌碑が建っています。
曲は文部省唱歌には珍しい3拍子で、当時の日本では3拍子のリズムは大変「ハイカラ」なものとされていました。戦後は林柳波によって2番の別の歌詞が作られ、「三年生の音楽」に掲載されました。いつ頃まで教科書に載っていたのかわかりませんが、自分はこの歌を学校で習った覚えがあります。
曲は文部省唱歌には珍しい3拍子で、当時の日本では3拍子のリズムは大変「ハイカラ」なものとされていました。戦後は林柳波によって2番の別の歌詞が作られ、「三年生の音楽」に掲載されました。いつ頃まで教科書に載っていたのかわかりませんが、自分はこの歌を学校で習った覚えがあります。