イギリスの作曲家エルガーが1901年から1907年にかけて作曲した管弦楽のための行進曲集です。全部で第1番から第5番まで5曲(第6番は未完でアンソニー・ペインによる補作)ありますが、日本では単に「威風堂々」と言えば第1番あるいはその中間部のメロディーを指すことが多いようです。邦題は直訳ではありませんが、その名の通り勝利と栄光をイメージさせる輝かしい旋律が印象的です。
本国のイギリスでは、この行進曲集を聴いた王太子アルバート・エドワード(後の国王エドワード7世)が第1番中間部のメロディーをいたく気に入り、「君はいずれ世界中に知れ渡るメロディーを作曲したね」と誉め称えました。そしてこの旋律に歌詞を付けることを提案されます。それを受けてエルガーは1902年のエドワード7世の戴冠式のために作曲した『戴冠式頌歌』の第6番の終曲「希望と栄光の国」にこの中間部の旋律を用いました。この終曲は後に『希望と栄光の国』(Land of Hope and Glory)として編曲され歌詞を付けて独立した歌曲になり、愛国歌あるいは第二の国歌として広く愛唱されるようになりました。
楽譜は中間部のみを取り出して比較的簡単なピアノソロにアレンジしました。
本国のイギリスでは、この行進曲集を聴いた王太子アルバート・エドワード(後の国王エドワード7世)が第1番中間部のメロディーをいたく気に入り、「君はいずれ世界中に知れ渡るメロディーを作曲したね」と誉め称えました。そしてこの旋律に歌詞を付けることを提案されます。それを受けてエルガーは1902年のエドワード7世の戴冠式のために作曲した『戴冠式頌歌』の第6番の終曲「希望と栄光の国」にこの中間部の旋律を用いました。この終曲は後に『希望と栄光の国』(Land of Hope and Glory)として編曲され歌詞を付けて独立した歌曲になり、愛国歌あるいは第二の国歌として広く愛唱されるようになりました。
楽譜は中間部のみを取り出して比較的簡単なピアノソロにアレンジしました。