ヴォルガ川の上流にあるニジニ=ノヴゴロド地方で歌われていた民謡を「ロシア五人組」の一人であるミリー・アレクセーイェヴィッチ・バラキレフが採譜して広まったものです。当時ヴォルガ川沿岸では、物資や旅客の輸送を担う船の接岸を補助する舟曳き人夫たちが多数働いており、人力で船を曳いて川から岸へ上げたり、川に下ろしたりしていました。その多くは貧しい農民であり、厳しい仕事の中で生まれた労働歌でした。原題はロシア語で「エーイ・ウーフニェム」と読みますが、文字通り船を曳くときの掛け声を表しています。非常に力強い感じのする曲です。
楽譜にはロシア語の歌詞を付けてあります。MIDIはダカーポが再現されませんのでご了承下さい。
楽譜にはロシア語の歌詞を付けてあります。MIDIはダカーポが再現されませんのでご了承下さい。