「名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ~」で始まる日本の歌曲です。この詩が生まれた経緯は、島崎藤村の親友であった柳田國男が愛知県・渥美半島の伊良湖岬を旅したとき、流れ着いた椰子の実を見つけたエピソードに基づいています。柳田からその話を聞かされた藤村は、これは遠い南国から流れ着いたものに違いないと考え、それをヒントに雄大な詩を書き上げました。
1936年、この詩に目を付けたNHKの「国民歌謡」の担当者が作曲家の大中寅二に依頼して『椰子の実』の歌が生まれました。戦後は中学校の音楽教科書にも採用され、愛唱歌として今でも広く歌われています。大変スケールの大きい叙情豊かな名曲だと思います。
楽譜にはピアノ伴奏とコードネーム、五線下に歌詞が付いています。
1936年、この詩に目を付けたNHKの「国民歌謡」の担当者が作曲家の大中寅二に依頼して『椰子の実』の歌が生まれました。戦後は中学校の音楽教科書にも採用され、愛唱歌として今でも広く歌われています。大変スケールの大きい叙情豊かな名曲だと思います。
楽譜にはピアノ伴奏とコードネーム、五線下に歌詞が付いています。