1923年に野口雨情が発表した詞に中山晋平が作曲した歌曲です。日本ビクター蓄音器株式会社が創立され、1928年(昭和3年)に発売された最初のレコードに収録されています。
「波浮」というのは伊豆大島の南東部にある漁村のことで、当時は東京からの船便もなく、大変不便なところでした。雨情は一度も現地を訪れたことがなく、想像だけで詞を書いています。そのため、山の東側にあって夕日は見えないなど、いくつか事実と異なる点も見受けられます。しかし、出船のときにはるばる訪れた旅人を島の娘が泣きながら見送る情景を描いた抒情豊かな詞が共感を呼び、大ヒットを収めています。
実はこの曲は初めて聴いたのですが、とても日本的なメロディーで一度聴いたら忘れられないような味わいがあると感じました。
「波浮」というのは伊豆大島の南東部にある漁村のことで、当時は東京からの船便もなく、大変不便なところでした。雨情は一度も現地を訪れたことがなく、想像だけで詞を書いています。そのため、山の東側にあって夕日は見えないなど、いくつか事実と異なる点も見受けられます。しかし、出船のときにはるばる訪れた旅人を島の娘が泣きながら見送る情景を描いた抒情豊かな詞が共感を呼び、大ヒットを収めています。
実はこの曲は初めて聴いたのですが、とても日本的なメロディーで一度聴いたら忘れられないような味わいがあると感じました。